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2022.07.22
うなぎのおいしいレシピ！ごはんに合う献立を紹介
夏の滋養食と言えば、うなぎの蒲焼き。
うな重やうなぎ丼など、土用の丑の日の定番メニューを楽しむ人も多いのではないでしょうか？
「うなぎをもっとおいしく食べるには？」
「うなぎに合うおかずが知りたい」
という人に向けて、本記事では自宅で実践できるうなぎに合う献立を紹介します。
うなぎ好きはもちろん、スタミナアップしたい人もぜひ取り入れてみてください！
うなぎの献立、一緒に食べるといいものは？
うなぎに限らず、和食の献立はご飯と汁物、3種類のおかずからなる「一汁三菜」が基本。
ビタミンやミネラルなど、栄養価の高いうなぎとの食べ合わせは、野菜を中心としたメニューを取り入れてみましょう。
こってりとした味わいのうなぎには、以下のあっさりとしたおかずがおすすめ。
- 漬物・酢の物
- 汁物
- 和え物
それでは具体的にみてみましょう。
漬物・酢の物
漬物や酢の物は、脂分の高いうなぎによく合うさっぱり系のおかず。
野菜は漬け込むことで風味がアップして、ビタミン・ミネラルなどの栄養価もおいしく摂取できます。
簡単に作れるおすすめの漬物・酢の物レシピを2つ紹介します。
キャベツときゅうりの浅漬け
漬物は、脂がよくのったうなぎにぴったりなバランスのよいおかず。
きゅうりやキャベツなど、冷蔵庫にストックしがちな野菜を使った浅漬けは、簡単手軽に作れます。
【材料】2人前
- キャベツ：約100g
- きゅうり：1/2本
- 塩：適量
- 酢：小さじ2
- 昆布茶の素（粉末）：小さじ1と1/2
【作り方】
- 野菜をよく洗い、きゅうりは薄切り、キャベツは一口大に切る
- 切った野菜を塩もみする
- ビニール袋に酢と昆布茶の素、2の野菜を入れて軽くもむ
- ビニール袋を閉め、冷蔵庫で約40分ねかせる
大根とニンジンの酢の物（紅白なます）
紅白なますは、大根とにんじんで作る酸味豊かな酢の物。
うなぎを食べた後の口直しにもおすすめです。
【材料】2人前
- 大根：250g
- にんじん：3㎝
- 塩：大さじ1/2
- 酢：大さじ2
- 砂糖：大さじ1
- しょうゆ：若干
【作り方】
- 皮をむいた大根とにんじんを千切りにし、塩もみする
- しんなりとしてきたら洗って水を絞る
- 酢と砂糖、しょうゆをよく混ぜ、2に合わせて馴染ませる
汁物
こってりとしたうなぎを食べるときに欠かせない汁物。
専門店では、うなぎ丼などと一緒にうなぎの肝汁を食すことも多いです。
ここでは、自宅で簡単に作れる汁物レシピを2つ紹介します。
しじみの味噌汁
うなぎには、貝のだしがたっぷり出ているしじみの味噌汁がよく合います。
しじみの代わりにあさりを使ってもOK。
【材料】2人前
- しじみ：250g
- 水（汁用）：400ml
- だし用昆布：1枚
- 味噌：大さじ2
- 粉の山椒（あれば）： 少々
【作り方】
- 水200mlに小さじ1/5程度の塩を入れて塩水を作り、しじみを入れて砂出しをする
- よく洗ったしじみとだし用昆布、水（400ml）を鍋に入れて火にかける
- 沸騰してきたら昆布を取り除き、あくをとる
- しじみが開いたら、味噌を溶かしながら入れる
- 粉の山椒をかける
わかめとねぎのすまし汁
シンプルなすまし汁も、濃い味のうなぎによく合います。
家に常備しやすい材料で作るなら、わかめとねぎのすまし汁がおすすめ。
【材料】2人前
- 乾燥わかめ 約3g
- 長ねぎ 4㎝
- 白だし 大さじ1
- みりん 小さじ2
- 水 約400ml
【作り方】
- 乾燥わかめを水で戻し、よく絞っておく
- 長ねぎを小口切りにする
- 水を鍋に入れて沸かしたら、わかめを投入する
- 白だしとみりんを入れて煮る
和え物
和え物は、うなぎの献立のアクセントになる和風おかず。
和え物もうなぎとのバランスを考えて、刺激が少ない優しい味付けがおすすめです。
おすすめの和え物レシピを2つ紹介します。
おくらのおかか和え
ネバネバとした食感が特徴のおくらは、栄養価が高い緑黄色野菜。
おくらのおかか和えは、うなぎの付け合わせに適したさっぱり系のおかずです。
【材料】2人前
- おくら：7～8本
- 塩：少々
- 水：適量
- しょうゆ：少々
- かつおぶし：2～3g
【作り方】
- おくらを塩もみする
- 鍋に熱湯を用意して茹でる
- おくらを食べやすい大きさに切る
- しょうゆとかつお節で和える
長芋の梅肉和え
とろっとした長芋と酸味たっぷりの梅肉は、ビタミンや食物繊維などが豊富です。
もちろん、うなぎとの相性も抜群。
【材料】2人前
- 長芋：100g
- 梅干し：1～2個（大きさによる）
- かつおぶし：少々
- しょうゆ：小さじ1
- みりん：小さじ1
- 水：小さじ1
【作り方】
- 長芋を食べやすい大きさに切る
- 梅干しを潰してペースト状にする
- 1と2を合わせて、かつおぶし、しょうゆ、みりん、水を入れてよく混ぜる
もう一品！うなぎ蒲焼き丼に合うおかず
「うなぎの蒲焼丼に合うおかずをもっと知りたい！」という人のために、おすすめのおかずレシピを3つ紹介します。
- 豆腐サラダ
- だし巻き卵
- 茶碗蒸し
豆腐サラダ
野菜をもっと採りたい人には、生野菜をおいしく食べられるサラダがおすすめ。
なかでも豆腐サラダは、ひんやりとした食感が魅力です。
【材料】2人前
- 絹ごし豆腐：150g
- レタス：100g
- トマト：適量
- きゅうり：適量
- ごま油：大さじ１と1/2
- しょうゆ：大さじ１と1/2
- 酢：大さじ1
【作り方】
- 野菜を食べやすい大きさに切る
- 絹ごし豆腐をサイコロ状に切る
- ごま油、しょうゆ、酢を合わせてドレッシングを作る
だし巻き卵
出汁が効いただし巻き卵も、うなぎの付け合わせにおすすめ。
うなぎ専門店ではだし巻き卵とうなぎの蒲焼きのメニューがあるほどで、定番の組み合わせです。
【材料】2人前
- 卵（L玉）：2個
- しょうゆ：小さじ1
- 砂糖：小さじ1
- だしの素：小さじ1
- 水：大さじ3
【作り方】
- 卵にしょうゆ、砂糖、だしの素、水を合わせて混ぜる
- 玉子焼き用のフライパンに油をひいて、卵液の2/3を流し入れる
- 半熟の状態で、巻きながら片方に寄せる
- 残りの卵液を流し入れ、同じように巻いて卵焼きの形を整える
茶碗蒸し
口当たりが滑らかな茶碗蒸しは、しっかり味付けされたうなぎの真逆をいくバランス抜群の一品です。
【材料】2人前
- 卵：2個
- 白だし：大さじ2
- 水：170ml
- 鶏むね肉：60g
- しいたけ：1/2
- かまぼこ：薄切り2枚程度
- 三つ葉（あれば）：適量
【作り方】
- 鶏むね肉を、そぐように食べやすい大きさに切る
- しいたけ、かまぼこも薄切りする
- 卵、白だし、水を混ぜて卵液を作る
- 器に具と卵液を入れてホイルで蓋をする
- フライパンに4を置き、器が半分くらいつかる程度に水を入れる
- 火にかけ、沸騰したら弱火で卵が固まるまで加熱する（三つ葉を添える）
うなぎの献立よくある質問
うなぎの献立づくりで、よく聞かれることを紹介します。
- 子供におすすめのうなぎメニューはある？
- 食べ合わせが悪い食材はある？
- 冬におすすめのうなぎレシピが知りたい！
- 土用の丑の日、うなぎ以外の食材は？
子供におすすめのうなぎメニューはある？
うなぎは脂分が多く、特に蒲焼きは子供には味付けが濃いメニューのため、子供用に蒲焼のタレをつけない白焼きを選ぶのもひとつの方法です。
また、うなぎの細かい骨が気になる場合は、ちらし寿司やうなぎおにぎりなど、うなぎを少しずつ味わえるメニューがおすすめ。
食べ合わせが悪い食材はある？
うなぎと食べ合わせが悪い食材としてスイカやメロン、梅干しがあげられることがあります。
ただし、スイカとメロンはうなぎとの食べ合わせよりも「体を冷やす果物にあたるためNG」とされることが多いです。
また「うなぎと梅干しを一緒に食べるとお腹を壊す」という説がありますが、こちらも科学的な根拠はありません。
冬におすすめのうなぎレシピが知りたい！
夏に限らず「寒い時期にもうなぎをおいしく食べたい」なら、身体があたたまるうなぎの雑炊がおすすめです。
【材料】2人前
- うなぎ白焼き：1/2匹
- ご飯：1膳
- 溶き卵：1個
- 三つ葉：適量
- しょうゆ：小さじ1
- みりん：小さじ1
- かつおぶし：適量
- 水：250～300ml
【作り方】
- かつおぶしと水で、だし汁を作る
- 鍋にだし汁とご飯を入れて煮る
- 沸騰してきたら、うなぎを入れて煮込む
- しょうゆ、みりんで味を調えて溶き卵を回し入れる
- 蓋をして火を止め、蒸らす
- 三つ葉を散らす
土用の丑の日、うなぎ以外の食材は？
土用の丑の日に食べるものは、うなぎだけではありません。
日本には、もともと丑の日の頭文字「う」がつく食材をとる風習があり、以下の食材が取り入れられてきました。
- うどん
- 梅干し
- 馬肉
- 牛肉
- 瓜
土用の丑の日の食材バリエーションが広がりますね。
まとめ
うなぎの献立を、バリエーション豊かにできるおかずレシピを紹介しました。
うなぎに合うおかずをまとめると、以下の通りです。
- キャベツときゅうりの浅漬け
- 大根とニンジンの酢の物（なます）
- しじみの味噌汁
- わかめとねぎのすまし汁
- おくらのおかか和え
- 長芋の梅肉和え
- 豆腐サラダ
- だし巻き卵
- 茶碗蒸し
栄養価の高いうなぎは、スタミナをつけたいときの強い味方であり、アレンジ次第でさまざまな食べ方が楽しめるスーパーフード。
うなぎに合う献立レシピをぜひ試してみてくださいね。
